香港デモの理由のその影響

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香港と中国の関係で起きてるデモで香港のあらゆる面で打撃がいっているようです。

なぜ起こったのか

もともと香港は中国の一部で、「一国二制度」の下、高度な自治が認められているいるところでもあります。
しかし2017年の香港長官選を巡り、中国の全国人民代表大会(全人代、国会)常務委員会は8月31日、中央政府の意に沿わない人物の立候補を事実上排除する方針を決定しました。
これは半ば独裁政治みたいなもので、これがきっかけで普通選挙とは言わないのじゃないかということが学生の間で広まり、デモへと発展したのです。
今月14日以降、デモや集会を繰り返し、1万人超の大学生や約3000人の高校生は抗議の授業ボイコットも行いました。
政府関係の施設の周りに学生が座り込んだり、敷地に入ったということで70人以上の学生の逮捕者が出たことでさらにデモが激化。
また、学生が警官に向かって催涙スプレーを使用したことにより13名の学生の逮捕など、様々な理由で逮捕者が発生しています。
投げつけられた催涙スプレー

影響

活動家団体が金融街を占拠して街頭活動を行うと警告。
もともとの予定は10/1に占拠する予定だで、金融的にもそこまで大きな影響は起きない、と思っていたのですがデモが予想以上に大きくなったことで日程が前倒し。
香港の証券市場が開いている時に占拠してしまったのです。
その影響が香港ハンセン指数にもはっきりと現れています。

第二の天安門事件?

昔にあった天安門事件、どのようなものか覚えていますか?中国の民主化運動で発生した事件ですね。

同年4月の胡耀邦の死をきっかけとして、中国・北京市にある天安門広場に民主化を求めて集結していた学生を中心とした一般市民のデモ隊に対し、中国人民解放軍が武力弾圧(市民に向けての無差別発砲や装甲車で轢き殺したとの報告がある)し、多数の死傷者を出した事件である。
Wikipedia: 六四天安門事件

今回の香港のデモも「香港の民主化を求める運動」なのです。しかも香港と言えど一応中国の一部ということになっていますから、まさに第二の天安門事件と言えるでしょう。
ただ、共産主義である中国が一番恐れていることが「民主化運動」。香港で起こったこの「第二の天安門事件」のことも非常に恐れています。
そのためか、デモに関する写真の一斉削除や、中国版Twitterであるウェイボでも該当記事が次々に削除・封鎖が行われているようです。

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