日経20,000円突破してからの今後

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アベノミクスの効果か日経平均が20,000円を突破しましたがこれから先、この調子が続くのでしょうか。また、株価が上がった所で好景気が感じられないという人は多いのではないでしょうか。

※当記事の情報は参考までにお願いします。投資の勧誘/販売目的ではありません。
投資は自己責任で。

日経平均20,000円は実力なのか

ところでなぜ日経が上げているのかわかりますか?
期待で上がっている、業績が上がっているというのも理由にはあるのですが、主な理由は政府や年金の莫大な資金によって来ています。
例えば4/15のニュース、「日銀が国債買い入れオペを通告、買い入れ予定額は4,000億円」
と言ったニュースです。当然ですが、NISAっで100万/人まで非課税なんていっていますが、あんまり意味がないんですよね。それどころか株価を底上げするための作戦と見ています。
だって、非課税枠だけど売ってしまえば再利用できない。そうすれば長期的に見る人が買うだろうし、そういう人は売るタイミングをあまり気にしていない人が多いでしょうし。
最も、日本のある程度大きな市場でも数百億が何度も流れこんだらさすがに上がりますよね。
日本銀行が買ったETF(上場投信)も売ることはないと思います。日銀が儲けた利益って誰に行くのかもわからないですし…

この株価は続くのか

株価というのは会社の業績が上がれば株価も上がるというわけだけではなく、未来に期待できる場合でも株価は上がるのです。当然ですが、将来このくらいの株価になってもおかしくないだろうという心理から株を買いたい!という人が増え株価が上がるため、期待よりも業績が上がらなければそのレベルまで株価が落ちます。
ところで本当に業績は上がってるのでしょうか。シャープは1,000億円規模の赤字で大変な事になってると聞きましたし…

日経が上がった副作用の円安とは

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トヨタなどの輸出系の企業には嬉しい円安。そのため海外の製品の価格が上がって大変なことになっていますね。例えばiPhoneも今度Softbankが値上げに踏み切るらしいですし
当然ですが輸出系の企業が有利なだけで輸入系の会社は悲惨ですよね。輸入系の会社といえば部品工場とかですよね。やっていけるんでしょうかね。実際倒産が相次いでいるみたいですが

日経の正式名称は”日経225″

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この事を知っている人は多いと思います。しかしよく考えてみてください。日経225って?225って?
はい、そうです。日経225とは日本の大きな会社225社から算出されている指数です。
日本の大きな会社って輸出系なんですよね。あれ、これって…?
アベノミクスの企み…というか目標は好景気、好景気といえば株価の上昇ですよね。株価の上昇っていってもそう簡単なことではありません。
そのためまず輸出系の会社を狙ったというものがあるのではないかと私は思います。そうすれば日経平均も上がるでしょうし、経済に興味のない人でも目に見えてわかりますからね

ところで新興企業はどうなの?

俗に言うベンチャー企業(新興企業)の株価はどうなのでしょうか。ベンチャー企業は主に日本国内での業務で海外向けに発信しているのは少ないです。
今回は日本の新興市場の中でも時価総額が小さい企業が集まるマザーズ市場の指数と日経平均で比較してみました。
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見ていただければわかりますが、日経平均の上昇とはほとんど関係のない動きですね。と言うより今のアベノミクスが大企業にしか関係のない証拠です。
本当に好景気なら新興だろうが大企業だろうか関係ないでしょうし、ニュースでは日経ばかり取り上げられていますがこちらの方にも注目したほうがいいのではないでしょうか。

今後はどうなるのか

あくまで私の予想です。投資は自己責任でお願い致します。
私の予想としては日経平均が上がりすぎた副作用がどこかで訪れるのではないかと思います。
株価というものは業績が上がってこそ上がるものだと思います。業績が実際に上がればいいんでしょうけど、果たしてどうなるのか。それは今後になってみないとわかりません。
そもそも今の日経平均は期待で上がりすぎでは。実際はそんな急激に業績なんて良くなりませんよ。しかも今の大企業の運営陣はろくでもないのが多いような気がしますし…