コンソールアプリケーションを作った時にはMainメソッドというものが自動的に作成されます。
このメソッドは自作することもできるので試しに書いてみましょう。
この項を読む前に、変数の知識が必要です。わからない場合は次項を先読んでください。
005. 変数を使ってみよう
メソッドの書き方
命令を書くときと同じような感じです。
このように書きます。順番に説明します。
メソッドの戻り値
メソッドを実行した結果、返ってくるデータの型を指定します。変数の時と同じで、整数ならint、小数ならfloat、文字列ならstring。逆に何も返ってこないときはvoidを指定します。
メソッドの名前
名前は何でもいいですが、他と被らないように。
ただし最低限ルールはあって、名前の先頭は数字はダメ。記号は_(アンダーバー)のみです。
このルールさえ守れば日本語のメソッド名も指定できます。(けど極力やめてください)
メソッドのパラメータ
メソッドを実行するのに何かパラメータが必要ならパラメータの型・名前を書いていきます。
複数ある場合は,(コンマ)で区切ります。
パラメータが必要ない場合でも()は必要です。
変数のときみたいに宣言と初期化を同時にすることも可能ですが、ルールが特殊なので別項で紹介します。
メソッドの結果(戻り値)
メソッドを実行した結果はreturnで返すことができます。
int Sample() { // 100と返す return 100; }
メソッドとかとは違い、ちょっと変わった書き方です。注意してください。
returnと書いた後にスペースを置き、そのあとに返す内容を指定します。
もちろん変数の結果を返すコードも書けます。
int Sample2() { int vvv = 100; return vvv; }
サンプル
では実際にサンプルを書いてみます。
void Test() { Console.WriteLine("Hello World!"); }
コンソールにHello World!と表示するメソッドです。
このメソッドを呼び出すときはこのようにします。
Test();
シンプルですね。
今度は戻り値が返ってくるメソッドを作ってみます。
int Test2(int value) { return value * 2; }
valueに指定した数字を2倍にして返すメソッドです。
使い方はこんな感じ
Console.WriteLine( Test2(20) ); // 出力: 40
やはりシンプルですね。