Hello World!と表示するプログラムの命令は、どのような構成になっているのかを理解しましょう。
戻り値なしの命令
コンソール画面に文字列を表示するプログラムはこのようなコードを書いたと思いますが、このコードの構成はこのようになっています。
名前空間
まずそのクラスが存在する名前空間を指定します。名前空間についてはこちらで説明
ですが、多くのサンプルコードはこれを省略して紹介していると思います。なぜかと言いますと、ファイルの文頭にusing System;のようなコードが書かれていると思います。
このusing…のおかげで省略できているというわけです。
基本的にいちいち書くのは面倒なので、その名前空間のクラスをあまり呼び出さないとき以外はusingで省略していくようにしましょう。
クラス/構造体/オブジェクトを指定する
その次に目的のメソッドが存在するクラスを指定してあげましょう。こちらは基本的に省略不可能です。
メソッドを指定する
呼び出したいメソッド名を指定します。ここではWriteLineという「コンソール画面に指定したオブジェクトを表示し最後に開業する命令」を呼び出しています。
クラスによって違うので、一つ一つ覚えていく必要があります。だいたいは予想でメソッド名は思いつくので必死に覚える必要はないでしょう。
パラメータを指定する
メソッドを呼び出した後は必ずカッコが来ます。書かないといけないカッコは<>または()のどちらかですが、ほとんどのケースでは()の方です。
パラメータが必要かどうか、どのようなパラメータを指定する必要があるかはメソッドによって違います。
もしパラメータが必要ないメソッドだったとしても、必ずカッコをつける必要があります。
また、呼び出したいメソッドで、指定するパラメータのルールが複数ある場合があります。
例えば、Console.WriteLineの場合、ルール決めが大量にあります。
- Console.WriteLine()
コンソール画面で改行だけする - Console.WriteLine(“Hello World!”)
コンソール画面に文字列を表示する - Console.WriteLine(123)
コンソール画面に数値を表示する
などなど、複数ある場合があります。これをオーバーロードと言います。
最後にセミコロンを付ける
一つの命令が終わったら、必ずセミコロンをつけます。
セミコロンをつけた後は同じ行に別の命令を書いても構いません。が、基本的に1つの命令につき1行で書くようにしましょう。
戻り値のある命令
Int.Parseは文字列を数値に変換する命令です。
この命令を実行した子よによって、変換後の数値が結果として返されます。
その結果の数値をvalue変数で受け止めてると言う感じですね。
このようにメオソッドによっては戻り値がある場合もあります。もちろん、戻り値がないメソッドもありますので注意してください。
なお、戻り値はいちいち変数に格納しなくても、すぐに使用する場合は直接パラメータの中に放り込んでも大丈夫です。
例えばTestというパラメータに数値を指定するメソッドがあるとします。このように直接、命令をパラメータに突っ込むことができます。
楽チンですね。
命令の最後にはセミコロンを忘れずに!