011. クラスを継承する

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実はクラスにも親子の関係があります。中身をそのまんまコピーするという手法で、今後プログラミングしていくうえで重要になってきます。

まずはサンプルを見てみよう

サンプルを見たほうが早いです。見てみましょう。

public class A
{
    public int Value = 123;
}
public class B : A
{
    public int Test()
    {
        return this.Value * 3;
    }
}

普通のAというクラスを作成し、そのクラスをBが継承しています。
インターフェースを指定するときみたいに、クラス名の後ろに:(コロン)、そしてその後ろに継承するクラスを指定します。
こうすることで、BはAの機能をそのまんま取り込んだというわけです。
実際、このコードはちゃんと動きます。Aの要素(変数)をそのまんま取り込んでいます、

B test = new B();
Console.WriteLine(test.Test());
// 出力: 369

また、test変数のサジェストも、Aクラスの内容を含んでいます。
d30
 

なぜ丸パクリができるのか

なぜこんな機能がついているかといいますと、例えばウィンドウのフォームを表示する時とかは、Formクラスをそのまま継承します。
フォームを一から表示するのは実はものすごく大変なので、こういう基礎的なものは全部継承してパクってくるほうが効率がいいのです。

注意点

すべてのクラスが継承できるのかというとそんなことはないです。