JRの乗車券(きっぷ)を安く買う方法(初級編~中級編)


JRのきっぷのルールは非常に複雑で、鉄オタの人ですら100%理解している人は余りいないでしょう。ただそんな複雑なことはおいておき、乗車券を買うときに損をしない方法を中心にまずは紹介していきたいと思います。

前提知識

前提として、きっぷにはいろんな種類が有るということを知っておいて下さい。

例えば乗車券、特急券、新幹線特急券やグリーン券などがあります。具体的には下の記事の「1. きっぷの種類」を見て下さい。

JRのきっぷの種類と安くする裏技・小技

2017.07.29

ここでの話は主に乗車券特急券・新幹線特急券で話をしています。

新幹線を使って移動する場合は、乗車券と新幹線特急券の2枚が必要になります。また、指定席に座る場合はそれに追加で指定席券(通常期:520円)が必要になります。
ちなみに特急券は特急列車に乗るために必要な券、新幹線特急券は新幹線に乗るために必要な券です。

そしてここで一番登場するのが途中下車というもので、101kmを超えた乗車券はタダで途中下車させてもらえます。

行きたい場所が2箇所以上ある!という場合…

あれ、基本といえば「行きたい場所1箇所の場合」なのでは?と思いますが、それは普通に○○駅から××駅までのきっぷを買えばいいだけです(例外もあり。分割きっぷで説明)。JRは基本的に変な動きをしなければ出来るだけ安く買えるようにしてくれます。ここでの変な動きとはわざと遠回りしたりジグザグに移動したり何箇所も途中下車すること前提に考えたり…ということです。

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出来るだけわかりやすいようにということで「東京から大阪へ移動するときに名古屋で途中下車したい」という場合でお話します。

この場合はとても単純。途中に名古屋を通るルートで乗車券を作ればOKです。新幹線を使うルートだと必ず名古屋を通りますので深く考える必要はありません。

では逆に考えて行きましょう。下のルートは名古屋で途中下車することはできません。名古屋を通っていないからです。

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ただこんなルートは、みどりの窓口で駅員さんに細かく言わないと普通はなりません。ただこのルートだと名古屋には途中下車できないということです。

特急券・新幹線特急券はここで注意!

ここで注意しないといけないのは、さっきの話はは乗車券の場合の話です。特急を使う場合は特急券、新幹線を使う場合は新幹線特急券がまた別に必要になります。

そしてこちらは途中下車をすることはできないです。そのため新幹線を使うルートで名古屋で降りる場合は、名古屋までの新幹線特急券、名古屋からまた別に新幹線特急券が必要になるのです。

そのため、名古屋で途中下車するしないでは値段が変わります。

東京区内→大阪市内 乗車券 8,750円
東京→名古屋 新幹線特急券 4,100円
名古屋→新大阪 新幹線特急券 2,480円
合計 15,330円

名古屋で途中下車しない方法だと13,620円なので+1,710円で途中下車できるようになった!という言い方もできますね。

ただ、乗車券の部分は途中下車できるということを知らずに乗車券まで分割して買っちゃう場合よりはマシということで…

東京区内→名古屋市内 乗車券 6,240円
名古屋市内→大阪市内 乗車券 3,350円
東京→名古屋 新幹線特急券 4,100円
名古屋→新大阪 新幹線特急券 2,480円
合計 16,170円

なので途中下車のことを知っていればこの時点で840円お得です!

2つ以上行きたいところがあるが区間が重なってしまう場合

例えば、東京から大阪に行くときに鎌倉で観光したいというよくばりさんは1枚のきっぷで行くことはできません。ただこれも工夫すれば一気に安くできます。(ここではすべて在来線ということで考えて下さい)

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駅の位置関係はこの通りです。東京から鎌倉までは51.0km。鎌倉から大阪は数百キロです。明らかに東京よりのところに鎌倉があります。

これを単純に考えるとこのようになると思います。

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この場合だと、大船→鎌倉、鎌倉→大船と区間が重複してしまいます。これはJRのルールで1枚のきっぷで作ることができません。逆に言い換えれば、赤い矢印どおりにきっぷを2枚に分割すれば作ることができます。でもチョット待った!これでは損します。

東京→鎌倉 乗車券    920円
鎌倉→大阪市内 乗車券 8,210円
合計 9,130円

JRのきっぷは出来るだけ長い距離のきっぷ1枚にムカデのように足を細かく伸ばしたほうが安く済むという特徴があります。それではどうするのかというとこうすればいいのです。

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大船で一旦途中下車して、大船から鎌倉を往復するってことなんですね。そして運賃は以下の通り

東京区内→大阪市内 乗車券 8,750円
大船→鎌倉(往復) 乗車券    320円
合計 9,070円

これで60円の節約になりました。思ったより変わらなかった…。今回は1箇所だけよりみちってことにしましたが、寄り道がもっと増えるとお得が増えます。

短距離(ただし101km以上)だがたくさん途中下車したい場合

これは私の実体験の話ですが、家から幕張メッセ(最寄り:海浜幕張)のイベントに行き、秋葉原と新宿と池袋に行って帰るという計画をした時の話です。

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ぱっと見て一瞬で分かった人がいればさすがだと思います。このルートを図にすると以下の通りとなります。

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まずここでのきっぷの特徴は学生割引(2割引)があること。経由に新幹線を使っているということ。そして距離は109kmなので途中下車がギリギリできるラインであることです。そしてきっぷの絶対条件である区間がかぶらないようにするということ。首都圏だとこのあたりは簡単に回避できますね

順を追って説明していきます。学割については下の記事の「4.1 学割」を参照してください。

JRのきっぷの種類と安くする裏技・小技

2017.07.29

区間に新幹線を含む

首都圏や大阪などの関西圏は大都市近郊区間という規則の中に入っています。

特に首都圏はこの区間が非常に広く、旅行レベルの移動じゃないとこの区間の外に出ることはまずないでしょう。今回のきっぷもこの大都市近郊区間の中に入っているきっぷです。

この規則の特徴は、行きたい所までどのようなルートを通ってもいいですよというものです。ただし101kmを超えていても途中下車は不可能となります。

しかしこの規則には外し方があり、新幹線を含む経由にすることでこの規則を外すことができます。また、一度この区間の外に出てからまた戻ってきたとしても規則から外されます。

今回は品川から東京までを新幹線で行くことにしました。ただ乗ることにする、というだけで別に乗らなくてもいいです。これは選択乗車という規則にあたります。品川から東京までは在来線も走っています。(山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線)どれに乗っても問題ないです。もちろん新幹線で行ってもいいです。

101km以上に必ずする

途中下車は101km以上からできるようになります。行きたい区間が98kmとかでギリギリ足りない!そんなときは無理やりでも101km以上にさせましょう。行かなくてもいいのでとりあえず長くするのです。

ただ行きたい区間が60kmとかの場合、無理やり101km以上にするとかえって高くなることもあるのでそこは比較しつつ考えましょう。

特定区間を回避する

今回の例では関係ありませんでしたが、距離が101kmを超えると「東京山手線内」という表示になり、201kmを超えると「東京区内」という表示に変わってしまいます。

この区間内では途中下車ができなくなってしまうため、これをなんとかして回避する必要があるのです。回避の仕方は2種類

  • その区間から一旦でて、再び入る経路にする
  • 単駅指定を使う

区間から一旦でてまた入れば区間内表示は消えますが、そんなことしなくても単駅指定すればこの特例を無効化できます。詳しくは以下の記事。この記事何度も登場していますね。場所は「5.3 区間内発着のきっぷで、その区間内で途中下車できるようにする」

JRのきっぷの種類と安くする裏技・小技

2017.07.29

今回の例の節約効果

海浜幕張・千葉・秋葉原・新宿・池袋で途中下車することを前提に考えますと以下の通り

品川→東京 170円
東京→海浜幕張 550円
海浜幕張→千葉 330円
千葉→秋葉原 640円
秋葉原→新宿 170円
新宿→池袋 160円
池袋→十条 160円
合計 2,180円

今回、学割を使っているので1,550円ですが普通に購入しても2,000円しません。途中下車が多ければ多いほどお得でしょう

乗車券を分割する

行きたい所が1箇所(目的地だけ)でもきっぷを分割したほうがかえって安くなることもあります。いわゆる分割きっぷというものです。

例えば東京→名古屋(366.0km)の場合でみてみましょう。以下のようにすると390円安くなります。

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安くなるかどうかは以下のサイトが参考になるのでどうぞ
http://bunkatsu.info/cpg.cgi

ちなみに仕組みはこんな感じです。

~15km 240円 ~30km 500円
~15km 240円

~30kmのチケットならば~15kmの区間で区切ったほうが安いです。(20円の節約)

ある程度中距離になると値段の上昇は40km単位になり、上昇量は300円ほどになります。これならばちょっとはみ出た分はまた別に買えばかえって安くなることがあります。

まとめ

乗車券は101kmを超えていると途中下車できるようになります。中には特例でできない場合もありますが、これもやり方次第で回避することも可能となるわけです。

 

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