「任天堂の倒し方は?」グリー「今それどころじゃない」

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今年の9月26日にあったグリーの株主総会がやけにピリピリムードだったそうで。業績と株主優待についてまとめた

現在の株価

5年の週足チャートですが見ての通り大きな山になっています。
gree-chart
全盛期の頃は2800円ぐらいでしょうか、それが759円(2014/09/29現在)まで落ち込んでいます。
理由はそのまま、業績不振のためです。

業績

【業績】 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
単09. 6* 13,945 8,361 8,328 4,467 20.8 0.5
単10. 6* 35,231 19,578 19,595 11,505 51.2 5記
連11. 6 64,178 31,135 30,828 18,239 79.9 9
連12. 6 158,231 82,729 81,935 47,967 206.7 30
連13. 6 152,238 48,615 53,257 22,514 96.8 14
連14. 6 125,598 35,007 36,056 17,347 74.3 11

こんな有り様でもちゃんと配当は出しています。
ポイントは赤いところでしょうか。売上高は大きな変化がないものの利益が一気に落ち込んでいます。
更に今年度の本決算では売上高まで落ちています。

株主総会にて

株主総会での内容、ところどころヤケになってそうなところもあります。

減収減益となったが、喜んでもらえるサービスを提供したい。
(田中良和社長は、議案の説明をするが、読みながら噛んでいる。緊張しているのか?)
質問 成長戦略はどうなっているか。
回答 もともとは、ガラケーのゲーム。しかし、今はスマホ。変化を迫られた。業態転換が必要。まずスマホのゲームで利益を出すことが必要。ある程度の利益は確保。ネイティブゲームが重要。海外では、次々に開発。300人態勢。国内でも1000人規模でやる。やるべきことはやっている。
質問 ラブホ事業をやって、1か月後に中止。焦っているのか。反省しろ。
(場内拍手!)
回答 事業には撤退もある。心配かけて申し訳ない。でも変更もある。新しいことにチャレンジしたい。
質問 任天堂の倒し方を知っているという気持ちはあるのか。
回答 他社については考えてない。
質問 9月8日、裁判を休むほどの用事は何か。
回答 議案と関係がないので回答しない。

いろんな企業にも言われてますが、本来の業務とは違うことをすればすぐに挫けるというのはよく言われていることです。それでもラブホ事業の1ヶ月間はあまりにも短すぎるように感じますが…
もしかして誰かに横流しでもしているんでしょうか
また、裁判についてや個人的な事は回答しないように貫き通していました。
社長のセクハラ事件があったことから必死に隠してるように感じます。(隠れてませんが…)

質問 ゲームのシンプル化はどうか。
回答 いろいろなかたにやってもらうのは重要。ただし、現時点では、ゲームとしての奥行きも求められている。
質問 コマーシャルはあまり必要ないのではないか。ゲームがあたればよい。
回答 費用対効果を考えてやっている。今のやり方に大きな問題はない。

近年のソーシャルゲームは安っぽいものを量産しているような感じです。
開発費用が安いわりに当たれば大きな利益が出るので、ベンチャー企業では常套手段という風に感じます。

出典

【株主総会ライブ】グリー:疑問噴出、破廉恥事件、ラブホ事業撤退、外資の空売り、500名退社、株価低迷、「田中社長は退任しないのか?」
http://news.livedoor.com/article/detail/9296838/