昨年、ウクライナが財政破綻してロシアとEUどちらにつくかについて問題になっています。それだけならともかく、ロシアがウクライナのクリミア半島を欲しがっているということでなおさらいざこざになっています。
日本はどちらかというとロシアに対してはわりと冷たい反応。北方領土問題があるため当然っちゃ当然ですが、そのせいでロシアを悪者扱いする報道ばかりなんですよね。
私なりの意見をまとめてみることにします。
ロシア側にも主張はある
ロシアの大雑把な主張はこんな感じ。
- もともと旧ソ連諸国、ウクライナと仲良くいきたい。
- (本音)天然ガスを売りつける先が多ければ多いほどいい
- (本音)ウクライナ東部にはソ連時代の軍関係の様々な情報が眠っているため、それをEU側に漏らしたくない
…とこのような感じ。
最も一番大きいのは3番の旧ソ連次第の軍関係の情報でしょう。ウクライナがEU側についてしまった場合、EUを通じて関係の悪いアメリカへ情報が流れる危険性があるため、それを阻止したい考えです。
ウクライナはロシアと関係がよくない
ウクライナと言っても東部と西部で考えが変わってきます。ちなみに東部に親ロシア派がいて、反対の西部はEU側が多いです。
まず全般の話。ウクライナはロシアと仲が良くないです。むしろかなり悪いです。
それもそのはず。ソ連時代にはウクライナ地方の人はかなりの人が戦争に行き死んでい行きました。また、ロシアからすれば田舎な地方なため扱いもひどく、ただ農業をしているか人柱がいる場所のようなともかくひどい扱いを受けていました。
そのため、その名残が今も残り、ウクライナはロシアとあまり仲が良くないです。隣の国とは仲が悪いのはどこの国も同じ、日本も韓国と仲が悪いですよね
東部の新ロシア派、ロシアと近いこともあり、給料の良いロシアへ出稼ぎに行ってる人がかなりいます。そのため、ウクライナの公用語はウクライナ語ですが、東部にはロシア語も話せる人が多くいます。
だからといってロシアと仲がいいのかは私はわからないですが、嫌っている人は西部よりは少ない感じです。
西部はそのまま、ロシアとかなり仲が悪いです。今も昔も変わりません。そのため、EU派はどうしても多くなりますよね。
そして内戦へ
このように西部と東部でロシアに対する考えが異なるため、お互いにロシアにつくかEUにつくかで内戦が起こったわけです。
そしてここで登場するのがアメリカ。アメリカはロシアと関係が悪いわけですからEU側を応援します。
EUはちょっと複雑な気持ち。加入国が増えてくれるのは嬉しいもののこのままロシアと引き離したら報復が怖いしそもそも財政破綻した国、お荷物ですよね。
それに対してどうしてもウクライナ(の東部)がほしいロシア、軍事国家っていうこともあり、武器をあげたりと武力関係で応援
そのため、武器が増えたことでなおさら状況は悪化ですよね。
この問題は解決するのか
ロシアにつくかEUでつくか、全く反対の考えなので決着がつくことはないと思います。それこそ朝鮮みたいに北と南で分かれる、ウクライナも東と西で分かれるみたいな展開になったらまだ平和なのか。そもそも分断すること自体ちょっとあれなんじゃないのか…と
このような今の状況じゃどうしようにもないと思いますね。
停戦協定が何回かあってここ最近は落ち着いているみたいですが、今後の問題どうなるか謎です。