普通は定期券を2枚持ちする場合、1枚にまとめることができます。しかしこれは、定期券の種別が同じであること・期間が同じであることが前提条件となります。
期間の違う定期券を2つ作る場合、定期券自体も2枚にする必要がある上、制約も出てきます。
定期券の作り方
まず前提として定期券は2枚にする必要があります。ここで作る方法は2つの方法があります。
- 磁気式定期券1枚とIC定期券1枚
- 磁気式定期券2枚
の2通りです。
IC定期券2枚はそもそも認められていません。理由は自動改札機が対応していないからです。
そもそもICカードを2枚同時に読み取ることは技術的に不可能なので仕方ないですね。
磁気式定期券2枚
都市の改札はたいてい2枚以上の定期券を想定した自動改札機なので、磁気式定期券2枚の場合は2枚同時にいれれば大丈夫です。
磁気式定期券1枚とIC定期券1枚
この方法だと、まず磁気式定期券をいれ、すかさずIC定期券をかざせばOKです。
ただし、時期式定期券をいれてからICカードがかざせるようになるのにタイムラグがあるので、早くかざしすぎるとピンポーンと音がなってしまいます。(といってもすぐに改札は開くので無理やり突っ込んで大丈夫です)
おすすめな定期券の作り方
定期券タイプの選び方
もし普段は定期券の範囲しかいかないよ。という方なら時期定期券2枚がおすすめです。
理由は自動改札機でスムーズに通れるからです。先ほど言ったように、IC定期券も使ってしまうと読み取りにむしろ時間がかかってしまうため、スムーズに通れません。
また、ピンポーンと音がなってしまう可能性が低いという理由もあります。
逆に、定期券以外の範囲も行くという方ならIC定期券も作っておくと便利でしょう。理由は乗り越し清算を勝手にやってくれるからです。
タイムラグがある…といってもたかが知れてますし気にするレベルでもないので、落ち着いて通れば問題ないです。
定期範囲の選び方
もしICカード定期券を作る場合、よく使う路線の方をICカードにしましょう。
主な理由は乗り越し清算が楽だから。そして磁気式定期券を通すよりICカードをタッチする方が楽だからです。
2枚の定期券で自動改札機を通る方法
磁気式定期券2枚の場合
磁気式定期券2枚の場合は両方を重ねて、それを同時に投入するだけです。
できれば、さっきまで乗ってきた区間を下に、次に乗る区間を上に重ねて、両方ともおもて面を上にするとスムーズに通れます。
もちろんそんなことを気にせずにただ重ねていれても自動改札機の中で自動的に整理して読み取ってくれるので問題はありません。(ただちょっとだけ読み取りに時間がかかります。)
IC定期券と磁気式定期券の場合
まず磁気式定期券の方を先にいれ、その次にICカードをタッチします。
磁気式定期券を入れた直後はICカードは反応しません。0.5秒ぐらいしてからタッチできるようになるので急ぎ過ぎないようにしましょう。
1点だけ注意しないといけないのが、IC定期券の鉄道から磁気式定期券の鉄道に乗り換える時です。
先ほど行ったように、磁気式定期券を先に入れてください。もしもいCカードを先にタッチしてしまうと、ICカードの残高を使って乗継扱いになってしまいます。
できるだけ期間を揃えて定期券を作ろう
そもそも期間がバラバラの定期券を作らないといけない状況が滅多にないのですが、もしそんな状況になってしまったら諦めて2枚持ちにしましょう。
噂によれば、通勤定期でなおかつ磁気定期券の場合なら期間が別でも1枚にまとめれることもあるそうです。
このルールは鉄道会社によって違うので、詳しいことは鉄道会社にご確認ください。