中国人観光客が急増してからもう数年間経ちました。中国人といえばいろんな家電を爆買いする、また化粧品や水筒とか、いろんなものを買っていくってイメージが強いですよね。
お店側の事情はたくさん来てほしいとは限らないのです。
観光客と業者
中国人の中にも種類があります。大きく分けると観光客と業者。同じ中国人でも買う目的が違います。
そもそも中国人の買い方の特徴といえば、同じ商品を一気にまとめて買っていく。
常識的に考えて、掃除機や炊飯器って1家庭に5台とかまとめて必要でしょうか?必要ないですよね
買っていくのはだいたい、友人や親戚等に分けるという意味合いも兼ねています。しかし、中には分ける…というより転売する人も出てきます。
買った商品を中国内で転売するならまだいいのですが、「中国人が一番信用できないのは中国人である」という言葉もあるように、中国内で転売するというのはそれほど多くない
となると転売先は日本国内です。日本国内で中国人が中国人に転売するのです。
中国人だって安く買いたいです。そうなると、日本人に扮した中国人が販売する商品を買うというケースが出てきます。
もとは日本の企業が販売していた商品がライバルの手に渡り、結果的に自分の首を絞めるパターンになってしまうのです。
そのため、日本の家電量販店では(転売)業者に対して販売は行っていません。
それでも販売しないといけない理由
そもそも店舗で買うよりネットで買う方が安いっていうのは表面上の価格だけでしか見てない人なのではないでしょうか。
実店舗が高いのは当たり前です。だってわざと高い値段を表示しているからです。これは店舗は高く売りたいから…っていう理由もありますが、一番の理由ではありません。
転売業者は個人でやってきます。ぱっと見、その人が業者かというのは一瞬で見分けがつきます。(転売業者にも特徴があるため)
しかし、見た目で判断するだけであり、絶対に転売業者だなんて言いきれないのです。
絶対に業者だと判断できる人に対しては、たとえ客であろうと商品を売りません。ですが、ただの個人なら提示価格で買う場合、絶対に販売しないといけないのです。
なぜかといいますと、値段を提示して、その値段に納得し買おうとしているのに、「あなたには売れない」というのは差別です。これが実は個人の客で、ネットなんかに書かれてしまうと大問題です。
逆に、値下げ交渉に対しては問題ないのです。社員割引とかあるように、その人だけ特別に安くするというのは問題ない。業者に対しては1円たりとも安くしないというのは問題ないのです。
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