JRのきっぷの種類と安くする裏技・小技


先日Twitterで見た内容なのですが、JRで旅行するときに無駄にお金を払っている人は意外と多いんじゃないかと思います。実際、JRは非常に規則が複雑で知り尽くしている人なんてほとんどいません。

JRのきっぷの基礎知識と安くするための主な手段をまとめておきます。

きっぷの種類

JRの切符には様々な種類があります。その中でも基本的なものをあげますと

  • 乗車券
  • 定期券
  • 特急券
  • グリーン券
  • 寝台券
  • トクトクきっぷ
  • 入場券

などがあります。細かく言うともっと種類がありますが、基本的なのはこの7種類。これらの切符の基本的な内容は以下の通り

乗車券類

乗車券

「○○駅から××駅まで運びます」という契約。開始日と有効期限が決まっており、距離に応じて値段が上がる。また距離が長くなると有効期限も伸びる

通常の乗車券は101kmを超えると途中下車をすることができるようになる。そのため、例えば東京から京都へよって大阪へ行く場合、東京→大阪のきっぷを購入すれば京都でも途中下車することができる。

また、601kmを超える距離を往復する場合は往復割引が適応され、1割引となる。きっぷのルールについては通常の片道きっぷと全く同じ。また学生の場合は101kmを超えている区間の場合、学割証を持っていけば学割切符となり2割引となる。学割往復きっぷの場合、まず2割引された後に1割引の割引が適応される。

規則

まず区間の重複は不可能。また1度通った駅を再度通過することも不可能。その際は連続乗車券を活用することになる。

大都市近郊区間の場合、101kmを超えていても途中下車はできない。新幹線の区間を含む場合は、101kmを超えていれば途中下車できるようになる。また、その区間内の場合は移動の仕方は自由
例:新宿→東京の場合、中央線快速を使っても山手線を使って遠回りしてもいい。

マルス券という○○駅→××駅と書かれたきっぷはその経由通りに移動しないといけない。額面券という○○駅→140円区間という書かれ方の場合は移動方法は自由(選択乗車)

回数券

回数券は額面きっぷと区間切符の2つがある。JRの場合は区間切符のみ。10枚分の値段で11枚のきっぷを発行することができる。

これはあくまで区間で指定されているため、1駅でも乗越するとその区間分のきっぷは別に買わないといけなくなる。(乗越精算が通常の切符より高くなる)
例: A→B→Cの区間を移動し、A→Bの回数券を持っている場合は、B→Cの正規料金が別途必要になる。

途中下車は101kmを超えていても不可能。11枚を3ヶ月で消費しないといけない。払戻は発売額-(未使用枚数×通常運賃)-220円とお得感が一気に減る。その為金券ショップで買った回数券を払戻すれば多分、払戻額は0だろう。

連続乗車券

これはあんまり見かけないと思う。みどりの窓口で発行しないといけない上にメリットがそんなにない。

例えば、以下のような区間があり、A→B→C→B→Dと行きたいとする。この場合B→C→Bと同じ区間を移動しているので普通に乗車券を買う事はできない。

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この切符の買い方は2通りがある。「A→B→DとB→Cの往復」と「A→B→CとC→B→D」、どちらでもOKだが、調べて安い方を買うことをおすすめする。

このときに「A→B→CとC→B→D」のように連続した区間を買うことを連続乗車券という、この切符の場合はC→Cって言う風につながってるので連続という。

メリットは2つの区間の有効期限が合計されるということ。例えばこの場合だとA→B→Cの1日とC→B→Dの1日が合算されて”日間有効のきっぷが出来上がる。…それだけ。
きっぷは2つのきっぷに分割されるが有効期限が単純に延長されるだけ。きっぷのルールはそれぞれの切符通りになる。

例えばA→B→CとC→B→Aの合計で101km以上移動したとしても、A→B→Cの区間が101km超えていない場合はその区間は途中下車できない。あと昔は3区間以上がいけたが今は無理。

連絡乗車券

連続乗車券と似てるけど違う。これはJRと別の会社(社線という)の列車が1枚のきっぷで利用できるというもの。料金はJRの分+社線の分。

このきっぷの特徴はわりと面白く、「JR-社線-JR」というふうにJRの部分が分かれてしまっていても、それを合計した有効期限、規則に基づくようになる。

また、旅客連続乗車運輸規則に基づき、101kmを超えている場合は社線でも途中下車できるようになるとか。(例外もある)

ただこのきっぷが利用できる区間あ非常に厳しい上に、ICカードが普及した今はこのきっぷを発行する理由が薄れてきてる。しかも発行するための処理が煩雑なのでまず駅員さんが嫌がる。それでも物好きな方は下の表をみて発行できるかどうかを確認してからみどりの窓口へどうぞ。

 JR 連絡運輸 取扱会社線一覧表 -

定期券

その区間の駅が乗り降り自由になるというもの。普通、駅の中の施設を使うだけでも入場券は必要になるが、定期の範囲内の駅ならば入場するだけでも使うことができる。

もちろん不正乗車某氏のため、入場記録がないと出場できない。そして回数券と同じように乗越したら乗越区間分の正規料金が必要になる。

あと区間の利用券を買うようなものなので、別の区間を利用して移動することはできない。
例:新宿→東京で中央線経由の場合、山手線を使って行くことはできない。

ぶっちゃけバレル可能性は皆無な気がするが、バレたら没収&ペナルティだし規則違反なので絶対やらないように

別料金としての券類

特急券

特急を乗る権利のためにきっぷ。乗車券と組み合わせて使うことになる。距離がいくらであっても途中下車はできない。

今はほとんど走っていないが、急行列車に乗る権利の場合は急行券となる。

新幹線特急券

新幹線に乗るためのきっぷ。途中下車は同じくできない。

一部区間の場合のみ、特急と乗り継ぐ場合に乗継割引と言うものがある。それは後述する

指定席券

指定席の席に座るための権利。その列車にのみ有効。もしも乗り逃したらアウト。払戻もできない。ただ指定席券が必要ない自由席に座ることはできる。

指定席の変更は1回のみ無料でできる。一部のきっぷは何度でも無手数料で変更できる。

グリーン券

列車のグリーン席に座る権利。広い席がいいとか、込んだ列車に乗りたくないって人用。普通列車用と特急列車用で値段が違う。

普通列車用の場合、駅で購入する場合と列車内で購入する場合の金額が違う。あと曜日と距離で更に値段が変わる。

寝台券

その列車の寝台用の部屋を使う場合に必要。今ではサンライズでしか見かけない気がする。

この部屋は何人用って言う風に決まっており、1人用の部屋に2人が利用することはできない。但し幼児とかの場合はこの限りではない。

あくまで部屋を利用する権利なので、その部屋を使う場合に必要になる。後このきっぷは指定席券のような効力。

サンライズの場合、寝台券が必要ないのびのびシートという指定席がある。こっちを利用する場合は乗車券+指定席券。寝台車を使いたいなら乗車券+寝台券となる。またこれとは別に、サンライズは寝台特急なので特急券が必要となる。

入場券

駅の中の施設を利用するためには入場するだけでも入場券が必要。ICカードでは入場・出場が同駅の利用はできないので入場券を別に買わないといけない。そして列車には乗ってはいけない。

頻繁に入場するなら入場定期券というものもある。値段は初乗り料金の定期券代と同じ。新宿駅とか広いので、通り抜けを頻繁にするために購入するのはありっちゃありなのかもしれない

JR内部の問題だが、乗車券と入場券は収入科目が違うらしい。なのでこういうふうに言い方が分かれているとか。

あと別の駅の入場券を買うことはできない。なので入場券はその駅に訪れた記念になる。

トクトクきっぷ

企画券のこと。名前通り、通常料金より安いきっぷだったりフリーパスとかだったりする。

きっぷによって規則も効力も値段も違うので要確認。

特殊な乗車券類について

たまに特殊なタイプの乗車券を見かける。トクトクきっぷもこの内だと思うがもっと特殊なやつを例に上げると

  • 精算券
  • 駅を無料で通過できるようになるやつ
  • 特殊定期券

などがある。物好きな方は見てみると面白いかもしれない。ほぼコレクション用な気がするけどうまい具合に使えば面白い事ができるんじゃないかなっていう。

精算券

乗越精算を乗越精算機でした時に出てくるきっぷ。その駅から出場できるようになるだけ。

駅を無料で通過できるようになるやつ

例えば、品川→新木場まで行くとき、有楽町駅から京葉線東京駅まで歩いていくことが認められている。

その際に有楽町駅から出て東京駅から入場できる無料のきっぷがある。そんな感じのやつ。歩く距離が長いので別の駅から歩けるように便宜を図ったきっぷ

特殊定期券

そんなに数はないけど、例えば山手均一定期とかがある。これは山手線の駅と、山の手線内の駅が乗り降り自由になる定期である。月15,000円ぐらいだった気がする。JR東日本とJR東海で買える。

割引

JRは様々な割引がある

  • 学割
  • 往復割
  • 乗継割
  • 株主優待

これについてもそれぞれ解説する

学割

101kmを超えていて、かつ学生であり、学割証を持っている場合に利用できる。割引額は2割引

往復割

601kmを超えている場合、それぞれのきっぷの代金を合計して1割引となる。601kmを超えているってことはかなり値段もすると思うので、利用できるならした方がいいと思う。

小技としては、移動したい距離が580kmとかで往復する場合は、無理やり601km以上になるようにきっぷを作ればむしろ安くなる。

乗継割

東海道新幹線・山陽新幹線・北陸新幹線・上越新幹線・東北新幹線の一部の駅で、特急と乗り継ぐ場合は特急列車の特急券+指定席券分が半額になる。

区間はわりかし複雑な気がするので要確認。ただ東海道新幹線・山陽新幹線の場合は「新横浜~新下関」である。

小技として、別に新幹線に乗らないが乗継割の区間が発着の特急に乗る場合は乗らなくてもいいので新幹線特急券を買えばむしろ安くなることがある。新幹線特急券の最安値は860円なので、特急券+指定席券が1720円を超えるかが1つの境目になる。

安く済ませる裏技

乗車券を分割する

これは結構有名な方法。なぜか乗車券を分割するとかえって値段が安くなるというもの。JR分割乗車券というのを出しているわけではなく、分割すると安くなる乗車券のことを分割乗車券と愛称で言っているだけです。

安くなる目安は26km〜で、この切符を作るにはみどりの窓口か指定席券売機で購入する必要があります。また、ちょっと基準は違いますが定期券でも場合によっては分割した方が安くなることがあるようです。

乗車券分割プログラム

仕組みとしては、〜15kmの運賃は240円、〜30kmの運賃は〜500円。ということは30kmの切符の場合、〜15kmと〜15kmで区切れば20円安くなるという要領です。

また長距離になると値段の上昇は40km単位となり、1段階の上昇量も大きくなります。うまりギリギリ値段が上昇ししまう場合、そのギリギリの分だけ分割すればかえって安くなります。

大都市近郊区間で途中下車できるようにする

新幹線の一部区間には選択乗車というものがある。簡単にいえば、その区間で新幹線が走っているなら在来線を使っても新幹線を使ってもいいですよというもの。

そして新幹線の区間が含まれている場合は途中下車することができるようになるので、無理やりでも新幹線の区間を経由して行くようにすれば途中下車できるようになる。もちろん在来線の駅で途中下車することもできる。

ただ当然だが101kmを超えていないとそもそも途中下車ができないので注意

区間内発着のきっぷで、その区間内で途中下車できるようにする

ちょっと言い方が複雑だが、JRではある程度距離があると「山手線内→」とか「東京区内→」とかの表示の仕方になる。その区間から入場出場することはできるが、一度入場するとその区間で途中下車することはできなくなる。

この際に利用するのが「単駅指定」というものである。これは「東京区内→大阪市内」とかではなく、「東京駅→新大阪駅」のように1つの駅に絞って区間を決めるものである。

さっきのきっぷだと、東京→新大阪に行くときに品川で途中下車するとかそういうことができるようになるというわけだ。

また区間には基準というものがある

区間 基準駅
山手線内 東京駅
東京区内 東京駅
横浜市内 横浜駅
京都市内 京都駅
大阪市内 大阪駅
神戸市内 神戸駅
広島市内 広島駅
北九州市内 小倉駅
福岡市内 博多駅
仙台市内 仙台駅
札幌市内 札幌駅

ここにも特徴があり、品川→新大阪(545.8km)で申請した場合、何も言わないと「東京区内→大阪市内」(556.4km)となる。ただ距離的には品川→新大阪の方が短いのになぜかより長い駅で作られてしまうのだ。

この場合では単駅指定しようがしまいが料金は変わらずその区間内で途中下車できるか否かしか変わらないが、たまに距離のせいで1段階高い料金になったりかえって安くなったりする。単駅指定での計算ができるアプリは多くはないが1円でも安くしたいなら調べてみるのもありかもしれない。

あとみどりの窓口で上司のいない研修生にあたると単駅指定の存在を知らず、発券にとても時間がかかることもあります…

有効期限を伸ばす

日程を組む時、途中下車しながら行きたいのに1日足りない!ってことがあるかもしれない。そんな時は連続乗車券を使ってみよう

1日伸ばすことができる。ただし140円〜余分に高くなる。やむ得なく分割するよりは安く済むこともあるのでこれもチャレンジしてみるといいかもしれない。

運賃の計算の特徴

運賃の計算の仕方に一部特徴があります。これは安く済ませる方法とは関係ないですが知っておくと面白いかもしれません。

在来線と新幹線の一部区間は管轄が違う

在来線と新幹線では管轄の区間が異なります。例えば東海道新幹線の区間の場合だと

東海道新幹線の管轄:東京〜新大阪 JR東海
在来線の場合:

  • 東京〜熱海 JR東日本
  • 熱海〜米原 JR東海
  • 米原〜新大阪 JR西日本

となります。そのため、新幹線に乗るにもかかわらず全て在来線としてきっぷを購入した場合、JR東海の利益は減ります。

JR九州・JR四国の加算料金

本州の路線からJR九州や四国の路線へまたがる際には加算料金がかかります。JR九州は20円〜でJR四国は120円〜です。
例:前項のように、山陽新幹線も一部の区間は新幹線と在来線で管轄が異なります。そのため、広島〜博多まで在来線で行くと、新幹線で行くよりJR九州の加算料金である150円分高くなってしまいます。そのため、在来線で行くことが確定していても新幹線ルートの乗車券を買うと安くすみます。

まとめ

また思いついたら追記して行きます。あと長くなって詳細が書けなかったので別の記事で別途詳細を書いて行くことにします。

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