ギリシャの今までと今、そして今から

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ギリシャの借金が膨れ上がり、IMFへの返済も結局間に合わなかったギリシャ。このままデフォルトになるんじゃないかという懸念がありますが、実際どうなのでしょう。
私の考えも含めて行きたいと思います。

※当記事は投資への勧誘、推奨するものではありません。当記事は内容が全て正確ということを保証するものではありません。投資は自己責任でお願いします。、

今まで

そもそもEUに入る前から…

2001年、ヨーロッパ連合(EU)が新しく結成され、(貿易面等のことで)アメリカに勝つために作られました。その頃のEUはともかく参加国が欲しい。「みんなで協力して世界トップになろう!」みたいなノリでした。そのため、できるだけともかく参加国が欲しかったんですね。
その頃からあまり経済的によろしくないギリシャ、すでに借金あぼちぼちできていたため、それを補うためにEUに入りたい。しかしそ時点からGDPより3%以下であることが条件だったのですが、ギリシャはそれを隠し無事加入しました。
それから2009年頃、ギリシャの決算が不透明だったのをEUのお偉いさんが疑問視し、しっかり調査したところ赤字が膨れ上がってることが判明。
少しぐらいならともかく、その時の赤字が12%と、とんでもないものでした。おかげでユーロは暴落しましたね。

EUの他の国からは…

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さて、このように決算を隠し、赤字をどんどん作っていくギリシャ。当然他のEUの国からもあまり好かれていない模様。というよりお荷物ですね。
EUの長所…でもあり欠点でもあるユーロという統一通貨を使っているため、ギリシャが起こした不祥事での通貨の信用は他の国にも影響します。他の国からすればいい迷惑ですよね
最も隣国こそ仲が悪いという言葉もありますし、日本と韓国・中国もあまり仲は良くないですよね。当然ヨーロッパでもあまりお互いに仲は良くない模様。
ただ経済的にも国的にも発展し、更には歳出より歳入を大きくすることができたドイツはやはり他の国からも信頼されるみたいですね。
そもそもヨーロッパの他の国からドイツへ出稼ぎに行く人もいるぐらいですからすごいですよね。
そんなんで統一通貨使えばこの国は大きな額もらえるのにうちの国は少ないなんてことで働くひと減るような…その点は私にはわからないですが

借金は…

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今のギリシャ…はニュースでも放送されている通り、借金がとんでもないことになっています。まあ借金が多いのはいいんですよ。問題は返済能力がないということ
あれ、日本の方が借金が多いのに。日本の方だって無事じゃないでしょ!なんて人もいますね。経済が苦手な方かマスコミに騙されやすい人でしょう。まあ言い方を変えまくればあってるかもしれませんが。
この返済能力があるかどうかというのは、国債の発行額に対してその国の中にどのくらい現金を持っているかというところがポイントとなっています。
例えばギリシャの場合は国債発行額に対する預金額はせいぜい20%ぐらいです。これを0%にすることはできません。それは国民の財布からすらも現金を抜き取り、タンスの中のお金も全部引き抜く必要があります。つまり無理です。
じゃあ借金大国と噂の日本はどうなのか。日本の国債発行額に対する預金額は140%ぐらいです(私が調べた結果)公式に発表された数値ではないので過信しないように。
もっと言うと、日本の国債発行額は1100兆円に対して、日本銀行の当座残高・流通通貨等をひっくるめると1600兆円ぐらいです。更にいうと、国債のうち、日本国民・機関・企業が買っているのはなんと95%です。
これを0%にすることはできません。それは日本が世界の全部から見捨てられた時です。
同じ借金大国でもギリシャの方が格が違うのです笑

ギリシャ首相は

ギリシャの首相はどのような考えかといいますと…これも私の解釈ですが、お金は返す気ないし、これ以上頑張るきもない。というように伺えます。
まず国民投票でEUの引き締め制作にたいしてNOをいうように呼びかけていること。国と保たせる気ないですね。このままじゃ100%潰れるのに。
そしてギリシャの交通機関を無料に開放したこと。お金がない国民にとったら嬉しい事に変わりはないのですが、その無料化したために建て替えるお金は持ってないはずの政府が出します。一体どこからお金が出てくるの?と疑問になりますよね
そして相変わらず多い年金。最も多い時は主婦で月に4000ユーロ(約51万円)です。今はその半分んになったらしいですが、それでも豊かな生活ができますね。
ちなみに今まで首相に選ばれた人のほとんどがマニュフェストの中に「年金を引き上げる」というのが入っていたそうです。ギリシャの高年齢者って多いんですかね。高年齢者すら押さえていれば選挙に勝てるんですかね。
この前、ギリシャの銀行を停止させていましたが、年金に限っては開いたらしいです。高齢者びいきすごいですよね
そしてそもそもやる気なさそう。見た判断だけです。

そもそもお金を貸した方も…

ギリシャにお金を貸した方。つまり国債を買った方にも責任が当然あります。世界でもトップレベルに信頼されている日本の国債も、国債を買うときは必ず「元本は保証しない」と書かれています。つまり結果的に損しない可能性がないわけではないということ。
お金を貸すのも経済なんですし、同じ経済つながりで言えば株やFXをするのも同じ。つまりリスクはつきものなのです。
ギリシャはそもそも潰れかけ国家なんですから金利もものすごい高いんですよね。お金を貸せば儲かる額もすごいんですからそれを覚悟で貸したわけです。
貸した方も自業自得なわけです。

今後のギリシャ

まず、デフォルトしたらEUにギリシャの居場所はないと思います。あまり国家間仲がいいとも思えない状況、ギリシャが潰れたことでユーロの信頼が一気におちました。
学校のクラスとかでもそうなんじゃないでしょうか。極端に言えば「クラス対抗リレーでみんな本気なのにギリシャだけ準備運動もしない。誰とも強調しようともしない。というかなんかゲームで遊んでんだけど」みたいな感じですね。誰が強調したいというんですか
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私の考えだとこのままギリシャはEUを抜けるんじゃないかと思います。しかしギリシャが新しく独自の通貨を作ったとしても信頼性は低いでしょうね。きっと南アフリカ・ランドよりも低い結果に…いや、私の憶測ですが