メール便で紛失等について

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私がちょっとした理由で某会社に努めていた時の話、メール便の話になりました。そもそも日本郵便のサービスである郵便とヤマト運輸のサービスであるメール便、この差について理解していない人が多いのではないかという話になりました。

メール便とは

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そもそもメール便について理解していない方も多いのではないかと思います。そもそもメール便は郵便ではなく、ヤマト運輸が運営しているサービスの一貫であり、主にDM向けに運営されているサービスです。そのため、このサービスを利用する人は大量に手紙を出す人が多く、逆に個人が利用する機会はないと想定されています。
そのため。手紙に何があっても無保証なのです。まずココがポイントですね。
無保証というだけで手間が一気に削減されてコストも抑えられるのです。
ここでは通販で買ったものをDMと同じ扱いされるようなメール便で送るような人はいないものとして説明します。無保証の意味を理解して欲しいためこの記事を書いています。

値段

DMを送るのにかかるお金を計算したことがあるでしょうか。私が務めていたところでは保証される配達サービスで、A4ぐらいの手紙が約1万通ほど、これを手作業で地域ごとに分担、配達のための作業もすべて手動です。そのため、手紙は必ず箱の中に入れているので手紙自体に被害が及ぶことはよっぽどじゃないとないようになっています。
言い換えると、それだけ手間がかかっていて、値段も少々高めになっています。A4の薄い封筒が1万通だと107万円ぐらいでしょうか。1通あたり107円ぐらいですね
では逆にメール便の場合はどうでしょうか。
ヤマト運輸ではメール便の発送にかかる料金を厚さ1cm以下の場合、82円と一律料金で設定しています。上の私のところの配達業者と同じ条件で20%近く安いわけです。
これを見ていただければわかると思いますが、DMは普通、数通程度とちまちま送るものではなく、いろんな地方に大量に送るものです。DMといえば広告、正直もし届かなかったとしても文句を言ってくる人はほぼいないものと思います。そのため、無保証でも安いということが好まれる傾向にあるのです。

文句を言う人

配達系の業者で働いたことがある身として言わせていただくと、無保証での郵便で文句をいう人の神経がよくわかりません。手紙などの送りやすいものならともかく、商品のような凸凹した封筒をメール便で送るということはどういうことかわかりますよね?乱雑な扱いなんて当然、なくしたとしてもなくした事実すらも怪しいのではないでしょうか


正直、被害者面されてもどうしようにもないですから、大事なものなら高いお金払ってでも丁寧に扱ってくれるサービスを選びましょう。
日本郵便のゆうパック、ヤマト運輸の宅急便。そういえば西濃運輸って荷物を丁寧に扱ってくれるとか聞いたのですがどうなんでしょう。私気になります

無保証でも限度はある

無保証だから何があっても諦めろと私は言いたいのですが、これはせいぜい数通がなくなった時のこと。
過去にあったメール便でのニュースなのですが、ここまで来ると話は別です。

社員がメール便焼却=配達せず1500通―ヤマト運輸 (時事通信) – Yahoo!ニュース
headlines.yahoo.co.jp
ヤマト運輸(本社・東京都中央区)は5日、群馬県内の事業所に勤務する社員が、約4150通のクロネコメール便を配達せず自宅に滞留させ、うち約1500通を焼却処分していたと発表した。  同社ホームページによると、未配達があったのは、2011年7月~今年1月に法人客から群馬県沼田市、みなかみ町内に発送されたメール便。社内調査で発覚し、発送した客に謝罪した。焼却されたメール便は発送者を特定できないため、心当たりがある人に同社サービスセンター(0120・11・8010)への連絡を呼び掛けている。

このニュースだと4150通が未配達、その上1500通を焼却処分。ここまで来ると担当した人の常識の問題になりますね。それでも文句を言っただけじゃ「無保証」で突き返されるんでしょうけど、このようになぜ送られなかったのかが表面化されてくると裁判レベルまで行けば保証はしてくれるのかもしれませんね。あくまで宅配料金だけでしょうけど