iPhoneといったら使いやすい、昔のiPhoneでもある程度なら最新のiOSが使用できる。Androidといったら性能の高いスマートフォンがどんどん発売されていっている。人によって感じ方は違うと思うが、よく言われることは「iPhoneはゲーム向き」ということ
なぜAndroidの方が性能が高いはずなのにiPhoneの方がゲーム向きなのか、様々な視点で考察してみた。
日本のゲームはiPhone用に最適化してある
日本ではiPhoneのシェアが圧倒的に高い。そのためか、日本のゲームではiPhoneでゲームをすることをかなり重視していて、そのためにiPhoneでも快適にゲームができるようにしてあります。
逆に、Androidは同じOSでもいろんな会社がスマートフォンを出しているために最適化しづらい。もちろん市場シェアの高いスマートフォンはきちんと動くようにはしているのですが、最適化は大きくはしていない。というかできないんです。
そのために、性能が低いiPhoneの方が結果的にゲームが快適に動くのです。
AndroidはOSがゲーム向きでない
ここはちょっと技術的な話になるので、難しければ読み飛ばしてください。
そもそもAndroidのOSの作りに問題があります。Androidでは基本的にJavaでアプリを作ります。Javaはガーベジコレクションというメモリの自動管理、そしていろんな環境でも同一コードで動作するよう最適化したプログラミング言語です。いろんなプラットフォームでも動作するように作っていて、別にAndroid専用言語ではないのです。
それに対し、iPhoneでのソフト開発はObjective-CまたはSwiftを使います。これは両方ともiPhone専用言語で、iPhoneのために作られた言語です。(正確にはMacを含むApples製品専用です。)
そのために、同じような書き方をしてコードを動かした場合、快適に動くのは結局iPhoneということになります。
さらに、ただでさえAndroid向けに開発されていない言語な上に、いろんな会社がAndroidスマートフォンを出しているために、最適化しづらいのです。結局、Androidの方が絶対的に性能が高くても、パフォーマンスが高いのはiPhoneというわけなのです。
OSによって一長一短ある
iOSもAndroid OSも一長一短があります。今回はゲームを重視して比較しましたが、カスタマイズしたいなら圧倒的にAndroidが優勢です。必ずiPhoneが優れているなんてことは絶対にありえないので、使用の用途に合わせて選ぶのが一番ではないでしょうか。