学生が株取引/FXをする際の税金の計算


学生のうちに株の取引やFXをしたいという方、結構多く見かけます。私も実はその一例で高校の時からFXや株に手を出していました。

株をする上で避けられないものに「税金を収める」というものがあります。学生の内は収入等の計算もシンプルなので、重要な点にしぼって紹介します。もちろん複雑なことしている人の説明も補足しておきます。

注意!

税金の計算は人によって大幅に変わります。このサイトだけを参考にせず様々なサイトを見て総合的に判断することをおすすめします。

どちらにしても税務署にいって間違いがあれば一緒に直してもらえるので深刻に考える必要はありません。

株取引の特定口座とは

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証券会社に口座を開設する時、今頃は特定口座の開設もセットで行うことがほとんどです。

この特定口座とは税金の計算の手間を省けるメリットがある口座で、利益が出れば自動的に税金分を天引き、損失が出た場合、以前に利益が出ていれば自動的に返してくれる機能があります。

一般口座には税金の天引きの機能はありません。税金を払う必要が出れば税務署へ確定申告と納税をしに行く必要があります。

基本的に特定口座はメリットだらけなのですが、学生の内はデメリットのほうが強く出てしまうことが多いです。その理由は、納めなくてもいい税金まで納めてしまい、それを取り返すのに手間がかかることがあるからです。

まず税金で最も大事になる数字が「20万円」と「38万円」です。これは確定申告が必要になる金額と基本控除という誰にでもある控除の金額。これを超えると税金を納める必要があり、超えなければ逆に税金が全て戻ってきます。

利益
20万円以上 税務署へ確定申告を出す必要あり(※)
38万円以上 税金を納める必要あり

※… 「バイト先で年末調整をすれば」の話です。そもそも基本的にバイト先では年末調整できない可能性もあるので、基本的には利益が出れば必ず確定申告をする必要がでてきます。

株の利益は譲渡益という利益で、これは所得の中の雑所得というものになります。この雑所得はバイトとかで得た収入とはまた別のものです。

バイトで得た収入は総合課税で、株の利益は分離課税というものです。一緒にして計算することはできません。

税金の計算方法についてはまた次の項で紹介します。

FXの利益の場合

FXの利益も株と基本的には同じなのですが、どこのFX会社を使っているかによって大きく変わります。

まずあなたの使っているFX会社が国内か海外か調べてください。(サイトの雰囲気だけでもすぐわかると思いますが…)

国内のFX会社の場合

国内の場合は株と同じ分離課税になります。なので20万円を超えると税金を払う必要が出てきます。(38万円以上から納税必須)。しかし超えなかった場合は税金を払う必要はありません。

国内のFX会社にも特定口座というものは存在します。特定口座で取引をした場合、もし利益が発生すれば税金分が天引きされ、損失が出た場合、以前に利益が出ていればその分戻ってきます。

ただし一般口座の場合はその天引きが自動で行われないので、20万円以上の利益が出ていれば税金を払いに税務署に行く必要がでてきます。

海外のFX会社の場合

実はこれが一番厄介なのです。海外のFX会社の場合の利益は人によって見解が異なり、総合課税の場合は税金を15%〜50%払う必要があります。ただし控除の額も分離課税とは異なり、学生の場合は基本的に38万円となります。

計算の部分が厄介なので、詳しく知りたい方は下の枠の部分も読んで下さい。

総合課税の所得には基本控除の38万と給与所得控除の65万があります。海外のFX会社の利益は総合課税になり、基本控除の控除はありますが、当然給与ではないので給与所得控除は使えません。

その為、バイトの所得等とFXの利益が103万を超える、またはFXの利益が38万を超えると確定申告という税務署への届け出が必要になります。また俗に言う103万の壁、130万の壁にも影響してきます。税制上の問題が面倒になるので基本的に海外のFX会社はおすすめしません。どちらにしても38万もFXで利益が出せれば一種の才能があるというぐらい難しいことですが。

税金の計算

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まずあなたにどのような所得があるかを把握する必要があります。両親からの仕送りはここでは考える必要はありません。(贈与税が発生する可能性がありますが、これは両親側の問題でありあなたの問題ではないのです。)

所得には様々なタイプがあるので分野ごとに計算しましょう。総合課税と分離課税の2種類に分けて利益(所得)を合計します。

バイト等の収入 総合課税 給与所得
株の取引 分離課税 譲渡税(雑所得)
株の配当 分離課税 配当所得
FX(国内会社) 分離課税 雑所得
FX(海外会社) 総合課税 所得

総合課税の計算

金額によって税金の割合が変わってきます。(15〜50%)

総合課税で税金を納めないといけなくなる学生は基本的にいないと思います…バイト先で103万を超えてもその辺はバイト先が勝手にやってくれます。海外のFX会社での利益を含めて103万を超えた場合、素直に税務署へ行きましょう。ネットだけの情報でわかればすごいというぐらい複雑です。

分離課税の計算

特定口座での取引の場合、気にする必要はありませんが、トータルで損したり、年間利益が20万を超えなかった場合、損益通算や税金の還付ができるのでぜひ確定申告をしに行きましょう。特定口座での利益も普通に雑所得の譲渡益として計算できます。

まず株とFX(国内会社)の利益を合計します。20万超えていなければ放置でOK(深刻すれば税金がむしろ返ってきます)(職場で年末調整を行った場合のみ)

20万円を超えていた場合は税務署へ確定申告しにいきましょう。確定申告の書類は税務署に行けばあります。頑張れば税務署へ確定申告の紙をもらい、そこで書いてしまうこともできます。(取引一覧を印刷して持っていく必要があります。)

税務上の制度

もしも年間トータルで損が出てしまったら。その損を来年へ繰越ことができます。(損益通算)

例えば、20万の損が出たら税金を納める必要はありません。

例えば申告しなかった場合、来年40万の利益が出てたら40万-38万(基本控除)お2万円の部分に税金が発生して、2万 * 20% = 4千円の税金を納める必要があります。

しかし申告をした場合、昨年に20万の損が発生しているので、今年の分の損は40万-20万の20万円ということにでき、税金は20万-38万(基本控除)でマイナスになるので税金を払わなくて済みます。

これは利益が出ようが損が出ようが、しっかり申告しないとちゃんと引き継がれないので毎年するように心がけましょう。

現実的な話

さて、ここまでかなりお硬い話をしましたが正直なところ、大きな利益が出ない場合シビアに考える必要はありません。税務署はどのくらい利益でたのか一人ひとり把握しています。もし申告しなければ脱税しているというのはすぐにバレます。

ですが年間トータルが100円とかの利益ならわざわざ税務署も文句を言ってくることはないと思います。ただよろしいことではないので1円でも利益が出たらすぐに申告してください。(建前上こう書いています。)

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