今だから通用する課金市場

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ソーシャルゲームやオンラインゲームなど、ゲーム内で課金することで更に良いアイテムが手に入る。このような商売の方法がかなり蔓延していますよね。
この商売方法は世界中にあり、国によってやり方が異なるのです。

日本人向けの方法

スマートフォンのソーシャルゲームによくある課金方法といえばやはりガチャですよね。内容は1回回すごとに何が出るか分からない。そんなドキドキ感だと思います。
しかしこの商売方法、法律的にも若干怪しい上に、日本以外の国ではほとんど通用していないのが現状です。それは日本人の人のよいところが起因してるのではないかと思います。
いっとき問題になっていたコンプガチャ(コンプリート ガチャ)と言うものがありましたね。すべてのアイテムを手に入れるとアイテムがもらえるタイプのガチャ。そしてその景品って他のと比べて飛び抜けて良い物だったり、そもそもガチャの性格上、大半の人が持っていないというものです。
そもそも確率が低い上に大半、もらえる確率というものが公表されていない。なぜなら手に入るのがほぼ皆無に近い・数十万課金は当たり前みたいな世界だからです。そんな具体的なこと公表されてちゃ誰も課金しようとしませんよね。

外国での課金市場

さて、外国の課金市場の話ですが、私はロシア語の勉強をしているのでよく外国のソーシャルゲームをするんですよね。そして当然ですがガチャなんて見かけないです。
大半が、課金をするための何かしらのアイテムを手に入れ、それを使ってアイテムを手に入れる。パズドラとかでいう魔法石ですかね。
ただまあ、こちらの方が安い!なんてものではなく、普通に高いです。
例えば、Simpsons Tapped out(米国以外は Simpsons Springfield)というゲームでは、価格設定はこのようになっています。

このゲームは元がアニメで、様々なキャラクターが街を歩いています。無料で開放できるキャラクターは60人ほど、更にイベントでもどんどん増えていきます。
また、課金で開放できるキャラカウターもいるのですが、その相場は1人あたり1,000円ほどとなっています。あまり安くないですね…
しかし逆に考えてみましょう。日本のガチャの相場は1回500円ほど。1,000円が高いと言えどガチャは2回分程度なのです。
いかに日本のガチャが高いのかよくわかりますよね。

当然な話

日本のガチャの方が高い!と言えば当然ですが、企業にとって収益はとてつもなく多いわけです。逆に外国のソシャゲだと収益率はボチボチでしょうね。
さて、投資家としての考えですが、大半のソーシャルゲームはアプリのランキングに出るだけで第一関門突破なのです。理由は注目度、そして注目さえ浴びればかなり利益になるから。
実際に、モンスターストライクがランキングに上がっただけで株価が暴騰しました。そして実際に膨大な売上をあげていきましたね。
あと、モンスターストライクの運営元であるMixi<2121.T>の業績を見てみましょう。
mixi-gyoseki
「連15.3予」とあるものが(予想ですが)今期の業績になるであろう数字です。前まで利益率が10~20%ぐらいだったのが、モンスターストライクの登場で45%にまで増えています。
ちなみにですが、企業がソシャゲを出しだすというだけで投資家にとって若干好感が持たれます。
ソシャゲは撃ちまくれば当たる理論なのです。設備投資とかあまりお金がかかる事業じゃないのに当たれば膨大な利益になりますからね。

未来の課金市場

ここで私の実体験談なのですが、私は昔、1つのゲームに10万円以上つぎ込むひどい課金をしていたんですよね。ソーシャルゲームではないですが某MMORPGです。
今となって感じるのが後悔ですね。今はそのゲームやっていません。単純に飽きたから。しかし課金したお金はもう戻ってきませんよね。
それに10万円あれば外国に旅行することだって高級料理食べることだってできたでしょう。
つまりは人間は後悔していいこと悪いことを学ぶ動物なのです。その人が後悔しなければ続けるんでしょうけど、今の時点で課金しまくってる人は数年後には全然課金しなくなっているパターンになると私は思います。
つまり、課金市場は数年後にはなくなるかもしれませんね。今だからこそ成り立つ商売だと私は思っています。
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